目を描く時、目の幅をうまく設定しないと馬鹿でかい目になりがちです。
横幅を誤ると気持ち悪い絵になってしまいます。
目の幅の設定方法と目を大きく見せている方法を考えたので、
リアル寄りとデフォルメ両方で解説してみます。
1、目の幅の比率
目の幅は正面から見た顔の横幅5分の一程度です。
デフォルメ絵では目尻から顔の外側のラインの幅は5分の1より狭くなっています。
今回はデフォルメ絵の解説が必要なので、リアル寄りはデフォルメの幅に合わせてあります。
また、デフォルメとのバランスをとるためリアル寄りは上の絵より目の縦の
サイズがおおきくなっています。
ちなみに、デフォル絵を上の絵と同じ比率で描くと結構変になりますが、
リアルよりはデフォルメ絵と同じにしても、変になりません。
リアル寄りとデフォルメ
デフォルメ絵で5分の1にすると結構変になります。
2、目の幅の錯誤
比率がわかった所で目の幅はどこからどこまでか?
という話です。
内側(鼻側)は目頭ですが、外側(耳側)はちょっと特殊です。
外側の端は、まつげと上まぶたのラインを無視した、上下のまぶたの合流点(
1の所)です。目頭からその合流点までが目の幅です。
ここで間違えやすいのはまつげのラインまでが目の大きさにしてしまう事です。(2の所)
ここを目の端にしてしまうと、特にデフォルメ絵で目が大きくなりすぎたり
顔の幅が狭い、又は広すぎるといった形で、目と顔のバランスが崩れてしまいます。
色つきのほうがわかりやすいです。これだと目の間隔が広すぎて変になっています。
続きます。